「そう言えば……。
相澤はこの学校の仕組みについては聞いてるか?」

仕組み……??なにそれ?

「分からないって顔してるな。
じゃあ、説明しとくけど……


ここ、星蘭学園には各学年4クラスずつある。
それぞれS.A.B.C組があって、相澤が入るS組は、容姿端麗、品行方正、頭脳明晰の三拍子揃っていないと入れない。
ま、容姿端麗の部分はあってないようなものだがな。
で、S組には優遇が多いからな。皆S組を目指してるんだよ。
だから、この学校にはまず不良はいないから安心しろ。


で、一番大切なのが、生徒会だな。
生徒会は、この学校で一番の権力を持ってる。学校行事とかも基本生徒会主催だ。
で、生徒会は5人で構成されるんだが、1人だけ、S組の生徒の中から、姫を毎年選ぶようになってる。
姫は、学園の顔になるからな。S組から選ぶようにしてるんだよ。
これが女子生徒がS組を目指す大半の理由だな。
で、姫になると、学園のポスターのモデルとか、イベントに出席してもらったりするから、そのまま結構女優にいる奴もいる。

……それに、生徒会がまた美形の集まりでな、、、。
姫になると、大方の行動を生徒会と共にする。だから、姫は憧れの的ってわけだ。


相澤も一応頭に入れとけよ。
ま、あとはクラスメイトたちと徐々に慣れてってくれればいいから。」


なんか、すごいとこに来ちゃった気がする……。
まぁ悪い人はいなさそうだし!楽しもう!


「あ、着いたな。
呼んだら、前のドアから入ってきてくれ。」

『 わかりました!』


ひぇー。緊張する……。


「はい、朝礼始めるぞ。
まず、今日は転校生が来てる。
相澤!入ってきてくれ!」

よし!行こう!