副社長の一目惚れフィアンセ

部屋に帰り、何もする気が起きずにクッションを抱きしめて座椅子にもたれかかった。

さっきまでの出来事を、頭の中で何度も反芻してみる。

やっぱり夢を見ているんじゃないかな。

こんなことになるなんて、今朝の私は全く考えもしなかった。

青天の霹靂というのはこういうことを言うんだろう。

『婚約』『結婚』なんて、まだ考えてもいない遠い未来の話だと思っていたし、恋愛に臆病な私なんかが結婚できるのかと不安を抱えていたくらいだったのに…

今更どうしようとおろおろしてしまう私。