高校は同じ学校の人が一人いた。

リーダーに愛想つかれないように必要最低限のいじめをしていた人。

つまり、傍観者。

だから、あまり絡んで来ない。

嬉しい。

入学式が始まる。

ドキドキが止まらない。

どんな人がいるのか、気になって。

そうやって人の顔をキョロキョロ見ていると。

いた…

あの人が。

無意識に私は腕のあるものを触った。