隣の席の不思議系彼女

「えー? 姉ちゃん、ゲームはー?」

「後で一緒にやるから、その前に少しだけ用事ね?
野崎君と遊んでてもらえる?」

「あ、じゃあ俺、格ゲーが良いな!
やろうぜ、岳!」

「野崎の兄ちゃん、今日は負けないから!」

「ふはは、岳が俺に勝つのは100万光年早いぞ!! いくぞっ!!」

……誰かおかしいと思えよ!
疑問に思えよ!
なんで普通なんだよ!!

母さんはメジャーを取りにリビングを出て行った。
野崎は岳と格闘ゲームを始めた。
壺山はカバンからメモ帳とペンを出している。

なにこれ。
まじで俺のパーティ参加は決定事項なのか?