隣の席の不思議系彼女

「あ、予定あった!
弟とゲームして遊ぶ約束だった」

そうだそうだ、岳がゲームしたいって言ってたな。
立派な予定だ、うん。

「……ふーん。
じゃあ、わたしも岳君とゲームするわ。
いいでしょ」

「えー……」

どうしてそうなる?
なんで岳と壺山と俺でゲームすることになる?

「安城はゲームが好きなのね。
一旦誘いを断ってみるゲームもしてるし、岳君ともゲームをしてるのね」

なぁ俺、壺山相手にどうしたら良いんだ?
どうしたら正解?
もうわっかんねぇわ。

「じゃ、今から一緒に安城の家で岳君とゲームね。
わかったわね?」

「わかんねぇっての」

「あ、ゲーム前に少しだけ時間頂戴ね、家にメジャーある?
安城の寸法測ってメモするから」

そのメモをを持って帰って合うタキシードを見繕って……。
壺山はぶつぶつ言っている。