その頃からだろうか、私が自分の本当の思いを口にしなくなったのは…
夜、祖母と母と三人で寝る。でも、目が覚めたら二人ともいない。祖母は起こしに来てくれるが母は仕事でほとんど家にいなかった。まだ幼い私には耐えられなくて、怖くて、悲しかった。だが、休みの日は必ずどこかへ遊びに連れていってくれたことを今でも覚えている。ある時、家で一人で遊んでいるとき、私は腕の骨を折ってしまった。痛かったが、痛いという感情よりも誰も助けに来てくれないかもっという恐怖が私を襲った。しかし、祖母が私の泣き声に気付きすぐに来てくれた。母が帰ってくるまで待っていたため夜まで泣き続けたことを覚えている。どうして骨折したかは恥ずかしいので伏せておこう。まぁ、幼い頃の私の話はおいといて少し成長した私の話をするとしよう。