「じゃあ…お願いします。」

そう、言いながらコクリと頷き先生と一緒に教室を出た。

明日の朝、来れないと行かんから自転車も乗せていくわ

と先生の優しさ。

車に自転車を積み、準備は出来た。

「どこに乗ればいい?」

「そりゃ、助手席でしょ?」

疑問形で返された。

じゃあ、お邪魔します。

車に入ると先生の香りでいっぱいだった。
それがとても気持ち良くて、先生に包まれている気分になった。