「ねぇ!!どーしよ」

「なっなにが?」

「せっ先生が、入院って…」

「そんなの冗談で言ってるだけだよ」

「いや、違う…」

そう、私はかりんに言い、教室を飛び出した。

私は遠くの方でかりんが

「るみー!ちょっと!!」

という声を微かに聞きながら職員室に向かって走った。

昨日、あんなに笑顔であんなに甘い言葉を言ってくれたのに、どうして、あの先生が、そんな事に…