mk学習帳

次の日、少し遅めに学校に行った。
それは、先生と同じ時間に出勤、通学したいと思ったからだ。

運良く、先生と同じ時間に学校についた。

「おーるみおはよ〜」
そう言って降りてくる人は先生じゃないようだった。
それは、いつも、体育教師なので、ジャージ。

なのに、今日はなぜか入学式振りのスーツだった。

その姿にキュンとしてしまった。

「あっ、おはよーございます！」

元気よく挨拶すると先生はニコッと笑ってくれた。
だが、しばらくすると顔の異変にきがつく。

自然に目元に行く。
よく見ると、先生は黒縁の眼鏡をかけていた。

私の心臓の心拍数がどんどんと上がっていくのがわかった。

見惚れていると、先生かニタニタ笑いながら私の方を向く。
「えっ！なんかついてますか？」

「さぁー。何でしょう…」

「先生の意地悪！！教えてくれてもいいのに…」

「はいはい、だから、昨日いなかったからさ、るみが寂しがってないかなぁ〜って。今日また、先生午後からおらんくなるからさ、ちょっとでも、るみに会いたいって思ったから」

少し、照れながら先生は私に言ってくれた。