誕生日の一件で先生とより喋る機会が多くなった。
朝のホームルーム終わり、給食の時間、体育の終わり、部活の帰りなど、先生と廊下ですれ違う度に何かは話すようになった。そんな、関係を見ていた堀川先生が部活の時間に

「なぁ、るみってさぁ〜岡本先生のこと好きなん?」
そう聞かれて、わたしは顔を赤くしながらゆっくりと頷いた。

それを聞いた先輩が私の話に興味を示してこちらに来る

「えっ?ほんとなの?るみちゃん」

「えっ…まぁ…そうです。でも、先生は気づいてないので」

「それさぁ、勿体なくない!?だって、せっかく好きになったんだったら向こうにも知ってもらってた方が良くない?」