「あと…なんなん?」

「先生、なんであの時山村さんにおれは山村の事信じとるよだから絶対お前の事離さんから、離れやんからって言ったの?」

先生は驚いた顔をする。

「えっ、聞いてたのか…?」

「いや、私も聞きたくなかったよ。でも、忘れ物取りに行こうとしたら聞こえちゃって…悪気はなかったです。すみません…」

急に罪悪感が出てきて先生に頭を下げた。
すると、

「ごめん、るみ心配かけたな。」

その一言を聞いて安心したのか涙が再び溢れてくる。

「おいおい、泣くなよ。るみの泣き顔なんて見たないって」

なんで、そんなにすぐ優しくなるかな…先生はずるい

「落ち着いたらでいいから、部活行こか、お互い」

小さく頷くと涙が止まるまで先生は私の隣に座ってずっと待っててくれた。