「そうですよ、先生、これは先生のことなんです」
先生は驚いた顔をしてこちらを見てくる。
「先生はな、みんなの事も特別やと思っとるし山村のこともそう、思っとるよ。だから、誰が特別扱いとかやなくてみんなが俺の大切な生徒やって事はわかって欲しい」
と、真剣な顔で言われてしまった。そう、言われたら私
の立場はもう、なくなる。何も言い返せないまま時間と
涙だけが流れていく。
でも、ここで、終わってしまったら私は先生の中で悪い印象の子になってしまうと思い
勇気を出して口を開いた。
「先生…私聞いてしまったんだ…」
先生は驚いた顔をしてこちらを見てくる。
「先生はな、みんなの事も特別やと思っとるし山村のこともそう、思っとるよ。だから、誰が特別扱いとかやなくてみんなが俺の大切な生徒やって事はわかって欲しい」
と、真剣な顔で言われてしまった。そう、言われたら私
の立場はもう、なくなる。何も言い返せないまま時間と
涙だけが流れていく。
でも、ここで、終わってしまったら私は先生の中で悪い印象の子になってしまうと思い
勇気を出して口を開いた。
「先生…私聞いてしまったんだ…」

