正しい女の子の法則

ふらふらと教室へ帰り、まだ夢の中にいるような感覚のままカバンを持つ。




「…いつもは一緒に帰ってたのにな」




教室に菅原の姿はない。




女子力ってそんなに重要?




可愛くないとダメなの?




頭がこんがらがって訳が分からなくなる。




廊下を歩いている時何度も友人の男子に声をかけられたが、私は曖昧な返事しかできなかった。




靴を履いて外へ出ると、雨が降っていた。




安っぽいビニール傘を提げ、とぼとぼ帰る。




私の頭にはまだ、菅原への好意が焼き付いていた。