「若…」 隼人が送ってきた情報に目を通していた俺を 和也が呼ぶ。 「仁と隼人が到着致しました」 立て膝をつく和也の後ろで 2人が立て膝をつき頭を下げている。 仁「お待たせいたしました、若 ただいま参上いたしました」 仁の声が響く。 「今回は こちらとしては抗争に発展させるつもりはない。 あくまでも、目的は瀬尾組が持っている 宮野結愛の所有権を破棄してもらうことだ。 あちら側には俺1人で乗り込む 異論はあるか」