「.....よくっていうか
ここ、もともとは俺の親父が経営してたからさ
今は違うけど」
「.......え?」
(.........経営...?
やっぱり私の常識じゃ話についていけない)
建物の中に入って見れば高そうなブランドショップばかりが並んでる
「.........あの龍太さん
ここで何をお求めになるんですか?」
「決まってるだろ
結愛の欲しいもの」
「えっと.......
私はもっと普通のお店で...」
平然と話す龍太さんに私はぎこちなく店を変えようと提案する
「別に、普通だろ」
(ぜんっぜん普通じゃないです!!!!!!!!!!!!)
「...........あの、服を買って頂けるならユニタロとかGnとか...」
(...お金のことは気にしなくていいって言われたけど、さすがに無理)
「.....あ...」
「どうかしたか?」
来た道をUターンしようと視線を龍太さんの方に向けた時
龍太さんの背後に見えるショップのマネキンが着ているコーデに目がいった
(.......あの服、ステキ.......)
そう思った時には既に声が出ていた

