龍太「いや、なんでもない
少し歩くが平気か?」
(足を心配してくれているのだろうか...
ほんの少しつま先が痛いが、新しい靴なんてこんなもんだろうし)
「全然大丈夫です」
龍太「じゃあ、行くぞ」
「はい」
(次はどこに連れてってもらえるんだろう...
ショッピングなんて久々だからワクワクしてきた!)
龍太「ん」
龍太さんは左手をこちらに出して私を見つめて動かない
「.....え?」
龍太「手」
(ええぇぇぇぇぇぇぇぇ????!!!!!!!!!!!!
え、ちょっ、これは
つ、つ、繋ぐって解釈していいの?)
龍太「結愛。すぐ俺から離れるから危ないんだよ
事件に巻き込まれるのは勘弁だから、俺に手ぇ繋がれといて」
“ん”と強調するように手が差し出される
もはや私は犬だ
(たぶん龍太さんもめんどくさい犬くらいにしか思ってないだろうし
事件に巻き込まれないために龍太さんも仕方なくしていることなんだから
変に意識する方が恥ずかしい)
お手をするようにそっと龍太さんの左手に右手を乗せた

