閑静な街並みだった光景は次第に賑やかなものへと変わっていった




体感的にはそんなに時間は経っていなかったのだが、目的地に着いたのか車は止まった



和也「結愛ちゃーん

ここで1回降りるよ〜」



「あ、は〜い!」


龍太さんの後に続いて降りれば綺麗な大きな建物の前にいた



龍太「行くぞ」



龍太さんの後ろを少し離れて歩いて着いていく



(.......人の目もあるし、何より龍太さんの横を歩くなんて恐れ多い)



店員「いらっしゃいませ黒崎様

お待ちしておりました」


仰々しく複数の店員さんが龍太さんに頭を下げている


店員「本日はどのようなものを」


龍太「この子が使う机とタンス、それから本棚を」


店員「かしこまりました

ではご案内致しまします、こちらへどうぞ」



女性について行くと大量に机が置いてある場所に案内された


龍太「結愛、好きなの選んで」



好きなのと言われても、机なんて勉強出来ればそれでいい


戸惑いながら

最もシンプルで龍太さんの家に合いそうなそれでいて値のはらないものを手っ取り早く手前の方に見つけた


木でできたシンプルな机



「これでお願いします」


和也「ずいぶんシンプルなものを選んだね」