結愛の手からそっとシャープペンを取ってやり、起こそうとも思ったのだが


いい機会だからこのまま聴診することに。



近くにおいてあった聴診器を手にして耳にかけ結愛の背中にそっと当てる



心配だった肺の音を聞けば雑音もなく綺麗な呼吸音が聞こえてきて、俺を安心させた


ついでに心臓の音を、と位置を変えれば


ドクンドクンと心音は規則正しい音が聞こえてくる


聴診器の位置を少し弁の近くに変え、しばらく聞いていると


聞きなれない雑音が微かに聞こえてきた


そのすぐ後に期外収縮が出た


脈が一回飛んだのだ。


不審に思い、もう一度弁の辺りを慎重に聞くと先程の雑音は消えていた


不整脈なんてものは健康な人間でも普通にあることでほとんどは気にするようなことじゃない


それに病院での精密検査でも異常は見られなかった


結愛が異常を感じなければそれでいいのだが...。



(きっとストレスからくるものであろう

このことは結愛には黙っておこう。不安を掻き立てるようなことはしたくない)


特に問題にすることではないと判断し、聴診器をしまって結愛を起こす



「結愛

結愛、起きれるか?」


結愛「ん、

りゅたさん.........

あれ.........私.....」