和也「龍太〜

来たよ〜!」


リビングのドアが開けられ、例の3人が騒がしく入ってきた


手には大量の食料の入ったビニール袋を両手に抱えている


俺はリビングテーブルに広げた論文をまとめて迎え入れた


仁「あれ〜

結愛ちゃんは一緒じゃないの〜?」


和也「俺はてっきり2人でお楽しみ中かと思ったのに〜」


「くだらねぇ妄想してんじゃねぇよ和也


結愛は書斎で勉強中だ

だから静かにしろ、お前ら」


和也「はいはーい

キッチン借りるよ龍太〜」


「好きにしろ」


3人が大荷物を持ってやってきたのも、今夜は結愛の退院祝いを兼ねた歓迎会をやろうということになったためらしい


少しずつでも結愛に自然な笑顔を取り戻してやりたい


そういう意味では3人の提案はありがたかったし、素直に嬉しかった


キッチンに様子を見に行くと準備にはしばらく時間が掛かりそうな様子


きっと驚かせたいのだろうという意思を汲んで、敢えて書斎に行って結愛の様子を見に行くのはやめた



俺は俺で何かやろうとできることを探していると、目に入ったのは風船やらが入っている袋


「和也

これは?」


和也「あ〜

それは飾り付けだけど、龍太やってくれんの?」