「だ...大丈夫です...」

生理的に出た涙を拭いながら背中をさすってくれた龍太さんにお礼を言う私の興奮は冷めることを知らなかった


「ヴェゾンド学長賞を.......二度も...........!?」


和也「異例も異例で、星ノ宮の伝説になってんだよ龍太は


ヴェゾンド貰うとさ、色んな特典があるんだけど、そのひとつが星ノ宮高校入学の推薦権なんだよ


星ノ宮は裁量枠とか一切なくて、学力試験と校長との面接を突破することが入学条件なんだけど

唯一、最難関である校長との面接をパスできるのがこのヴェゾンド推薦権

通称“ヴェゾンド入学”」



「.........ヴェゾンド入学...」


和也「ヴェゾンド学長賞取ること自体がレアだから、ヴェゾンド入学なんて幻に等しいほど激レアなんだよ

30年に一度あるかないかって聞いた気がする



確か開校以来ヴェゾンド入学したのって2人しかいなかったはず...



しかも星ノ宮は転入は基本受け付けてないから、このパターンのヴェゾンド入学は初めてかもね」



私の口はあんぐりと開いて閉じない



さぞ、アホズラを晒していることだろう...



正直言うと、話半分理解できていない



でも1番聞きたかった、私なんかが星ノ宮高校に転入できる理由はなんとなく分かった気がした


(学力は見てないんだ.......)



「.........龍太さんの力で...

私が星ノ宮校生.........」



龍太「結愛

たぶん勘違いしてる」