殴られたような頭の痛さに目を覚ました





…視界が…歪む……




身体が鉛のように重く言うことを聞かない








だんだん意識がはっきりとしてくると、今度は自分の目を疑った





(………ここ……どこ……)





自分がいた場所は、見覚えのない場所だった。



間接照明がひとつだけある部屋は黒に覆われており、自分が寝そべるソファだけが真っ赤に染まっている。




(……また……変な夢だ……)






起き上がってみれば、私の腕はロープで縛られていた



「……え……



……どうなってんの……………」