仁「お、卵なら昨日買った〜」


隼人「肉はねぇけど、確かソーセージがある」


和也「お、いいじゃん


それ持ってきて」


和也に言われ2人は渋々立ち上がると部屋を出ていった


リビングは静けさを取り戻す


アイツらが来ても大抵は静かなんだが、今日のアイツらは珍しく饒舌だった


和也「ねぇ龍太

結愛ちゃんの分のお昼ご飯も作っていいよね?オムライスなんだけど...。それとも、うどんとかにしとく?」


「.....オムライス喜ぶと思う

作ってやって」


和也「はいよ」


結愛を気づかってか、静かに戻ってきた仁と隼人


和也は材料を受け取るとキッチンに入っていった


結愛もあのキッチンに...なんてガキの妄想が始まりそうになった頭を振る


(何考えてんだか...)



座るイスを照らす日差しの暑さが増した気がした






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その後は和也が作った昼食を済ませリビングで寛いでいたが、何をしようと結愛のことが頭に浮かんで集中できない



(.......一度起こすか?


いや、それは可哀想か?あぁでも昼メシも食ってもらわねえと...)


何をしても落ち着かない俺は結愛の部屋に行こうと聴診器を手にし、ソファから立ち上がりリビングのドアノブに手をのばした。


だが開けようとした時、それは誰かの力によってに勢いよく開かれた