なぎさ-代わり者生活-

中学まではそんなにうるさいっていうか、目立つタイプじゃなかった。
でも、高校からは中心グループに入りたかった。
だから見た目が派手で、声が大きくて、
いかにも中心グループにいそうな四人に声をかけた。

「友達になってほしい!」


今思えば変に思われてたかも。

最初は緊張した。
でも、放課後カラオケに行ったり、お揃いのストラップを買ってバッグにつけたり、夜遅くまで遊んだりして、
仲良くなるのは、早かった。

中学が同じだった子がいないように、家から離れた高校に通ったから、今までの自分を知っている人はいない。
だから、新しい自分で毎日楽しく過ごせていた。




最初は。
友達になって何ヵ月後くらい。
自分はズレてるって思ったんだ。
みんなについていけてないっていうか、何か皆との差を感じたんだ。
そう分かった時から、皆といるのが疲れて無理に笑うことが多くなった。
自分にも周りにも嘘をついていた。


あー。
皆と友達になって仲良くなれば、中心グループで、
最高の高校生活を送れるって、そう思ったんだけどな。