報復の愛を君に。

学校に着くや否や、礼を言って俺を帰そうとする花岡に食い下がり、荷物係として学校へと同行した。

すぐに出てきたのは歳のいった男の教師。

「久しぶりだな、花岡。
元気してたか?」

「先生!
毎日元気ですよ。
先生も相変わらず声が大きいですね」

顔見知りの教師か。
花岡の声が弾んでる。

「年々でかくなってるぞ。
生徒には嫌がられてるがな」

「授業中寝られないですもんね」

「寝ちゃいかんだろ!」

「冗談ですよ」

なんかすっげー楽しそうな会話。
花岡もすっげー笑ってるし。

まぁ、俺だって、最初の頃に比べたら、最近は笑顔も増えたし、会話も増えた。
前進してるよな!