報復の愛を君に。

「こんな酷い男そうそういねーよ。

ほら、あの壱にいって人?
ああいう人の方が、傍にいてくれると安心するだろ」

「そんな…。

私、何かしましたか?
梅原さんの気分を害するようなこと、してしまいましたか…?

やっぱり、私の過去を知って、面倒な女だと思いましたか?」

「そうだな…。
正直、あんなカミングアウトされたら重たいっていうか。
さすがに受け止めきれねーよ」

「…」

そんな、今にも泣きそうな顔するなよ…。