金曜日の流星群

この公園は少し丘になっていて街灯が少ない。
丘の下には高層マンションが立ち並んでいるバリバリの市街地。
そのうちの一つに私の住むマンションがあるから私は頻繁にここに来れてるんだけど。

ナツメ君はここの地元の人じゃないことはさっきの発言と私の地元愛からも良くわかる。

他にこの公園の近くには病院ぐらいしかないけど、、、。


病院……



え、……




「まさかっ!」



信じたくなくて信じようとしなくて、ナツメ君を見つめる。
ナツメ君の口はやっぱりいつも通り笑ってて、
ナツメ君の目はやっぱりいつも通り闇を覗かせていて


そんなナツメ君が



「そうだよ」



と頷いた。