金曜日の流星群

少ししてバラバラとクラスメイトが帰り出した。

部活をサボって話し込んでいた男子はドタドタと走り去る。

これから塾だとげんなりしている女の子の足音はやけに小さかった。

そうやって何度目かの『バイバイ』をした後、ついに私とナツメ君だけになった。


ナツメ君、帰らないのかな…?

えっと、部活なんだったっけ?




「ナツメ君、帰る?」



「ねぇ」



私の質問なんて耳に入っていないみたいに真っ向から私を見る。



「手伝ってくれてありがとう」



何のことか全くわからなかった。
プリントを一緒に運んだ雑用のことだと気づいて、首をちょっと横に振ってナツメ君を見るともう既に教室の扉に手をかけていた。