「心配で!ナツメ君今日様子変だったから!」



「紫音ちゃんがそこまで必死になるなんてね。クラスでは平和主義者でなんでも流されるままなのに」



よく見ていらっしゃる。
苦笑して誤魔化すも誤魔化しきれていない。悠君よく見ているなって感心する。



「いいよ、教えてあげる。暴走してたら止めてやれよ。ナツメは親が社長ってことと長い期間入院しすぎて個人部屋なんだよ。それで…」


悠君は良くわかるように、行き方まで教えてくれた。


何があったのか知らないけど、私はナツメ君に何度も救ってもらったから救い返さなきゃ。



「ありがと!」



「おう!頑張れよ」



ナツメ君のためになら隕石だってへっちゃらな気さえした。