なのに、もっとおかしくなりそう。
「私、もう帰ります」
「…そうね、今日はありがとう。今までのことを許してとは言わないけど、会えて嬉しかった」
お菓子屋を出て私とお母さんは真逆の方に向かう。私は自宅へ、お母さんは多分駅だろう。
雨はいつの間にか止んでいて生き生きとしたティッシュ配りのお兄さんが増えた。
お母さんに会った時は、恨み言しか言わない気でいたのに、お母さんが幸せそうな家庭を持っているって聞いてホットした自分がいた。
忘れられなかった
さっき口にしたこと。
実の親だから忘れられるわけないって言われたらそれまでだろう。
でも、1日たりとも思い出さない日はなかった。
あの、夕日…に……染まり……、、
「あっ」
無意識だったのか意識が別のことにシフトして一切覚えていないのか不明だが、私はお母さんの方を振り返っていた。
「私、もう帰ります」
「…そうね、今日はありがとう。今までのことを許してとは言わないけど、会えて嬉しかった」
お菓子屋を出て私とお母さんは真逆の方に向かう。私は自宅へ、お母さんは多分駅だろう。
雨はいつの間にか止んでいて生き生きとしたティッシュ配りのお兄さんが増えた。
お母さんに会った時は、恨み言しか言わない気でいたのに、お母さんが幸せそうな家庭を持っているって聞いてホットした自分がいた。
忘れられなかった
さっき口にしたこと。
実の親だから忘れられるわけないって言われたらそれまでだろう。
でも、1日たりとも思い出さない日はなかった。
あの、夕日…に……染まり……、、
「あっ」
無意識だったのか意識が別のことにシフトして一切覚えていないのか不明だが、私はお母さんの方を振り返っていた。

