「紫音がナツメ好きなのは今更知ったことじゃないし、二人の世界があるのはこちらから拝見しててかんじまするし…」
「ちぃちゃん口調が定まってない」
私は苦笑に苦味を押し込める。
ちぃちゃんが言っていることが何一つ否定出来ない自分がいる。ここ数日でナツメ君のことを急激に意識してしまい感情がついていってない。
ナツメ君とプラネタリウムに行ったあの出来事が、友達と遊んだという記憶フォルダーに入れられずにホーム画面にぽつりと置き去りになっている。
新規フォルダーを作ろうと名前を決める段階までコマを進めるも、なんて名前を付ければいいか分からなくなって、バツを連打する。
「好き…か。」
「恋愛ってめんどくさいものよ、無理にしない方がいいの」
「でも好きな人のためなら何だってできる気がするよ!」
私のつぶやきに返してくれたのか単なる二人の会話なのかはさておきふたつの言葉が名のない感情に重くのしかかった。
「ちぃちゃん口調が定まってない」
私は苦笑に苦味を押し込める。
ちぃちゃんが言っていることが何一つ否定出来ない自分がいる。ここ数日でナツメ君のことを急激に意識してしまい感情がついていってない。
ナツメ君とプラネタリウムに行ったあの出来事が、友達と遊んだという記憶フォルダーに入れられずにホーム画面にぽつりと置き去りになっている。
新規フォルダーを作ろうと名前を決める段階までコマを進めるも、なんて名前を付ければいいか分からなくなって、バツを連打する。
「好き…か。」
「恋愛ってめんどくさいものよ、無理にしない方がいいの」
「でも好きな人のためなら何だってできる気がするよ!」
私のつぶやきに返してくれたのか単なる二人の会話なのかはさておきふたつの言葉が名のない感情に重くのしかかった。