1時間弱で科学館入口に着いた。
ここのプラネタリウムは科学館内に設備されていて、プラネタリウムだけ別料金で体験できるそう。

私が以前来た時もう人気があったので古いと思っていたが、ガラスばりの窓などを見るに意外とキレイだなと失礼な感想を思いつかべていた。



「昼からの人は少ないね」



興味津々に周りを見回すナツメ君。

なんか愛らしくてくすくす笑っていると何笑ってるのと咎められてしまった。




「どうする?時間あるけど、でもこの時間じゃあどこか行くにも微妙になるよね」



私はいつの間に支払ったのかチケットを手にしたナツメ君に目を丸くして慌てて財布を出す。