真っ暗なキャンパスに色を付けるのがどんなに大変でも、いつかは色を1つぐらいは付けられるようになる。


ナツメ君の将来がどんなに真っ暗で何も見えなくても、私が、みんなが、生きて生きて必死に生きたら、
ナツメ君が少しでも生きることに執着できたら
今日が色濃く記憶に残ったら、

希望の光が見えるかもしれない。



真上の空には星が見える。
どんなに花火が照らして空を明るくしてもやつらは輝いてく。花火の思い出を星に例えるなんて馬鹿だけど、



「わ、ちょ、冷たっ!悠!」



「ハハ!マヌケ顔!」



「しおーん!助けて!」



「こっち来ないで!かかっちゃう!」



「紫音がはじめたんでしょ」



「まてぇ!!!」



この思い出はどんな光にも負けず永遠に輝き続かせよう。