そう言ったから、わたしはブンブンと首を振って、



「ううん!違うの!!嬉しいの…神くんがわたしのためにしてくれたことが…神くん!本当にありがとう!」




わたしは笑顔で言った。




すると、急に神くんは黙ったまま、ポケットの中から一枚の紙切れを出して、渡してきた。




そこには…




「神くん…これ…」




「ああ…俺のメアド…なんかあったら連絡して…すぐ駆けつけるから…」




そう、恥ずかしそうに言ったからわたしはそんな神くんの優しさと可愛さに顔が綻んで、