ずっと俺がそばで守るから…


***


「そっか...そうだったのか...」


近くの公園のベンチに座って話した。


「わたしが泣くのもおかしいんだけどね?」


わたしは、少し笑いながら言うと


「おかしくねーよ?お前いつも楽しみにしてたもんな?兄ちゃんのサッカーの応援行くの。そんなことも知らずに、悪かった。」


桑原は再び謝る。


「もーいーってば!気にしないで!」


そして、わたしは続けて言った。


「わたしね、お兄ちゃんと約束してたの。」


「どんな?」

「サッカーしてるお兄ちゃんをずっと応援するって。だから...それが、なくなったのが悲しくて、悔しくて、気持ちが空っぽになっちゃった...」


へへっとわたしは力無く笑う。


すると、ずっと黙って聞いてた桑原が、


「お前、この後、お見舞い行くの?」


「え?あー、行くよ?」


わたしが不思議そうに言うと


「俺も行っていい?」


そんなことを言ったのだ。


「え?いーけど...どーしたの?」


「お前の兄ちゃんに話したいことがある。」


真剣な眼差しで言うもんだから、わたしは「分かった。」と返事をして一緒に病院へ向かった。


***