ずっと俺がそばで守るから…

***

そして、わたしとお兄ちゃんの2人きりになった。


「お兄ちゃ」「なづな!」


先に声をかけたのはお兄ちゃんだった。


「なづな...なづなとの約束守れなくてごめんな?」

お兄ちゃんはわたしの頭を優しく撫でながらいった。


「ううん。今日のお兄ちゃんもすごくかっこよかったよ。今まで本当にお疲れ様でした。」


わたしは目に溜まった涙を一生懸命堪えながら答えた。


「俺、サッカー以外に他に出来ることあるかな?」


とお兄ちゃんは問いかけてきた。


「あるよ。あるに決まってる!サッカーもたくさん練習してどんどん強くなっていったお兄ちゃんだもん。絶対新しい何かを見つけて、頑張って強くなるよ!」


わたしは力強く言った。


「あははは!そうか!なづなが言うならきっとそうだな!ありがとう!なづな!」

「あ!そうだ!なづな!なづなも疲れただろ?お兄ちゃんがお金渡すから病院の自動販売機でジュース買っておいでよ!」

「え?悪いよ。」


「いーから。いーから。」

「わかったよ。」

そう言ってわたしは病室の外を出た


すると







「くそ...!なんでだよ...!なんで!」




お兄ちゃんの泣き声が聞こてきた。

そして、わたしはそれを病室の外で黙って聞くことしかできなかった...

***