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「なづな!」
「ママ!」
ママが心配そうに走ってきて、わたしを抱きしめた。
「りゅうまは?!」
りゅうまとはわたしの兄の名前だ。
「まだ、手術中...」
「お母さん。申し訳なかったでした。わたしがいながら...」
監督は申し訳なさそうに母に謝った。
「いえ、息子がご迷惑をおかけしました。」
ママは深々とお辞儀した。
すると、「岸本さん。診察室に来てください。」と病院の先生が声をかけてきた。
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病室に入るとお兄ちゃんの姿はなかった。
病院の先生は「こちらにおかけください」と椅子を3つ用意してくれた。
「お母さん、ご心配おかけしましたね。りゅうまくんの足の状態を見たところ、しばらく入院が必要ですが、日常生活には問題ありませんよ。今も病室のベットにいますよ」とにこやかに答えた。
みんな安心した顔をした。
だが、病院の先生は急に真剣な顔になってこう告げたのだった。
「ですが、サッカーを続けるのは厳しいでしょう...」
と言ったのだった...
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