「それでも、未来が可愛いから告りたくなるんだろ」




ドキッとした。不意打ちで優也はこんなことを言うからずるい。




急に黙り込んだから、心配になったのか優也はこっちを見てきた




ニヤッと笑って「やっぱり可愛いわ」とわざともう一度わたしに言ってきたのだった…




しばらくすると、




「着いたぞ」




と優也がわたしに声をかけた。周りを見渡すと結構、山奥のところにきていた。




学校の後だからだいぶ暗くなっていた。でも、街頭とか家の明かりでキラキラしてて綺麗だ




「ちょっと歩くけど、大丈夫か?」




「大丈夫だよ?」




「じゃあ、行こうか」




そう言ってわたしの手をギュッと握って歩き出した