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「もう大丈夫だな…」




「そうだね」




そう言うと、神くんはわたしの手を離した。




「あのさ…本当に大丈夫だったか?…何もされなかった?…」




「うん!神くんのおかげで!ありがとう!」




すると…




「!!!!!」




わたしはドキっとした…



なぜなら



「なら…よかった…」



そう言って、微笑んでくれたから…