ずっと俺がそばで守るから…

「でも、高校も一緒でね。席が前後になって、話しかけてみたらいいやつだったからね、僕がすごい好きになったんだ。話していくうちにすごい仲良くなっていた」




「浩介はね、頭良くて、顔もそこそこ良かったからそれなりにモテていたんだけど、恋愛とはまるで無縁で…」




「でも、そんな時に中学も高校も常に学年一位の浩介が二位をとってしまったんだ!そりゃあもうみんな驚きで!その理由はなんだと思う?」




急に質問されてわたしは一生懸命考えた。でも、答えは分からなかった。




すると優也のお父さんは何か思い出したのかクスリと笑って




「近くの女子高の女の子を助けて、一目惚れしたらしい。その子のことが頭から離れなかったから勉強に集中できなかったんだって」