***



あれから月日は流れ、俺が高校二年生にまる前のこと。




家族会議が行われたのだ。




「未来ちゃんの親戚が海外出張で未来ちゃん一人暮らしらしい…一人暮らしは寂しいし…心配だ…」




「そうね…私たちの家に住んでも全然いいんだけど…アメリカだからね…英語を勉強しないといけなくなるのよね…」




そうやって、親父とおふくろはどうしよう!と頭を抱え込んでいた。




すると優亜がパッと笑顔になって、「いい案思い付いた!」そう叫んだのだ。




「お兄ちゃん日本に転送しちゃえばいいじゃない?!」




は?!俺?!しかも転送って…