ずっと俺がそばで守るから…

***



「ない…」




花屋に着くと未来って子は悲しそうな顔で言った




「ないって?」




「ないの…この間ね、この花屋通ってきた時にね、ママがこれ可愛いって言った花が…」




すると未来って子は涙をポロポロ流した




え?!嘘だろ…




俺は女あたふたしていると、未来って子はそれに気づいて涙を一生懸命拭っている




「ごめんね…びっくりさせちゃって…ちょっとね悔しかったんだ…パパのお手伝いいっぱいして貯めたお金なの…ここにあった花を買うために…」




「なんの花だったの?」




「…わからない…初めて見たから…あ!でもピンクのお花…」