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優也side




俺が小学校に入る前のある日




「なぁー!優也!この子可愛くないか?」




急に親父が俺に写真を見せてきたのだった。




あんまり興味ないんだけど…




でも、親父はこういう時に俺が見ないと「見ろ!見ろ!」と言ってくるのでそれは面倒くさいと思って仕方なく親父の写真を覗き込んだ




すると、そこに写ってたのはくりくりしてて大きな目。ごげ茶っぽい髪を二つに束ねてあった小さい女の子。




俺はその写真をじっと見つめていると




「可愛いだろ?この子なパパの親友の子供の未来ちゃんって言うんだ。」