ずっと俺がそばで守るから…

「夏樹くん…どこか行くの?…」




未来が心配そうに俺に尋ねてきた




俺はイライラしていたせいか




「別に未来には関係ないだろ?」




と八つ当たりをしてしまった




でも、未来は怒らず泣きもせずただ俺を見つめて




「夏樹くんがどっか行くならわたしも行く!」




と言ったのだ。




だから、俺はどうしても一人になりたくて「ついてくんな」と言って家を出た