「やっと夏休みだあー」

そんなこと言って歩いているのは
俺の隣の席の、〈星 光〉だ。
ちなみに俺は、〈山西 佑樹〉
石川東中学の1年生。

光「ねえねえ、ユーキは夏休みどっか行くの?」
佑「別に…」

?「ひーかーりーちゃんっ!!」
光「あ、優乃!」
「ゆのはどっか行くの?」
優「私は海に行くよ!」
光「海かーいいなー」

?「ねえ、佑樹。」
佑「なんだ?大翔」
大「女子同士の会話の文が長いのは気のせい?」
佑「気のせいだ。証拠に今の会話、今んとこ1番長い」
大「でも作者、慌てて僕たちの会話長くしてr…」
佑「しーっ!! そういうことはここで言うな‼」

光「呆れるわね…」
優「うん…」

俺たちはこんな会話をしながら歩いた。

優「あ、もう家に着いちゃった。バイバイ」
全「バイバイ」

・・・
ゆのがいなくなって
暇になったのか、光は黙って歩いている。

優「みんな!!待って!」
佑「どうした?ゆの」
優「これを見て!!」

優乃の手には、
血がべっとりとついた真っ赤な封筒がにぎらてていた…