「佳奈が好きです。付き合って下さい」

まだ直接会い始めてから1週間。
連絡はだいぶ前から毎日とってた。
暇さえあれば電話もしてた。
修学旅行のお土産も、わざわざ買った。


身長175㌢。
体型普通よりやや細め。
うちのタイプの、塩顔(これ大事)
ピアスは右に1つ左に2つ。
赤みがかった、茶髪。

要するにドストライク。

でも
まさかね?
だって
地元で結構人気な先輩だよ?
ちなみにうちは
ただの落ちこぼれだよ?

深夜1時、会おうよってなって家の前まで来てくれた
さっきまで他愛ない話をしていたはずが
彼がいきなり言った言葉
″うちのことが好き?″
聞き間違えてるのかと思って
焦って顔を見る

真っ赤

外の街灯に照らされて真っ赤なのが、わかる
咄嗟に出た言葉は

「ごめん、、ほんとに?」