「あなた、ただしきもの?」
そう七海が言うと同時に大気が震えた。
その場にいた全員が死の恐怖を感じた。
真優は深呼吸をして慎重に答えた。
「私は正しきものだよ。」
だが、七海は不思議そうに言った。
「真優?」
「なに…七海ちゃん?」
「何を怯えているの?」
「…!?」
「美優も隼人もみんな何を怯えているの?」
「七海ちゃん。」
美優が目を合わせて言った。
「正しきものってなに?」
『ただしきものは世界を導き、あしきものは闇に導く。』
七海は唱うように答えた。
「その言葉は?」
「お母さまが教えてくれた言葉。もういないけど…」
「七海ちゃんのお母さんも同じ力があったの?」
「ちから?」
七海は不思議そうに言った。
「ちからってなんのこと?」
「七海ちゃん?」
「私はちからなんてないよ」
真優たちは不思議そうに顔を見合わせた。
「七海ちゃんは自身の力を知らない?」
「それよりも知らされてない?」
「ねぇ、七海ちゃん。」
「なぁに?」
「七海ちゃんのお母さんってどんな人だった?」
「……知らないよ。」
『えっ……?』
「お母さまの顔知らないよ。」
「でも七海って名前お母さんに貰ったんだよね?」
「七海の名前紙に書いてあったんだよ。」
そう言ってポケットから紙を出し、美優に渡した。
そう七海が言うと同時に大気が震えた。
その場にいた全員が死の恐怖を感じた。
真優は深呼吸をして慎重に答えた。
「私は正しきものだよ。」
だが、七海は不思議そうに言った。
「真優?」
「なに…七海ちゃん?」
「何を怯えているの?」
「…!?」
「美優も隼人もみんな何を怯えているの?」
「七海ちゃん。」
美優が目を合わせて言った。
「正しきものってなに?」
『ただしきものは世界を導き、あしきものは闇に導く。』
七海は唱うように答えた。
「その言葉は?」
「お母さまが教えてくれた言葉。もういないけど…」
「七海ちゃんのお母さんも同じ力があったの?」
「ちから?」
七海は不思議そうに言った。
「ちからってなんのこと?」
「七海ちゃん?」
「私はちからなんてないよ」
真優たちは不思議そうに顔を見合わせた。
「七海ちゃんは自身の力を知らない?」
「それよりも知らされてない?」
「ねぇ、七海ちゃん。」
「なぁに?」
「七海ちゃんのお母さんってどんな人だった?」
「……知らないよ。」
『えっ……?』
「お母さまの顔知らないよ。」
「でも七海って名前お母さんに貰ったんだよね?」
「七海の名前紙に書いてあったんだよ。」
そう言ってポケットから紙を出し、美優に渡した。



