TOO MUCH PAIN

SEXはさほど好きじゃない。

きっと本当に好きな人とした事がないから。


ただ痛くて辛くて我慢するものだってことしかわからない。


だけど、男の人がどうすれば喜ぶかはわかっていた。それは義兄に教え込まれたから。

義兄のことは嫌いじゃない、中学に入って親の再婚で急に出来た兄だったけれども、優しかったし大事にされているような錯覚がはじめはあったから。

だけども、やはり年頃の血のつながりのない男女が一つ屋根の下に住むということは、色々と問題があるわけで、陳腐なTL漫画のような成り行きで、私達もそういう関係になっていた。


義兄だってまだそのときは高校生だったから無理もないだろう・・・


中学生の頃の私は、始まったばかりの生理が不順で、病院で見てもらうことも多かった。

母は私と義兄のその関係もなんとなく気付いていたようで、生理不順をいいことにOCを処方してもらった。



そんな家だったから、私は高校に入る頃には、あまり帰りたくなかった。

友達から教えてもらったバンドのライヴに頻繁に行くようになり、オールで帰ることも多かった。


高校もギリギリで卒業できたので、それをきっかけに私は家を出ることにした。


まだフリーターで収入も不安定だけど、親から仕送りももらっているおかげで結構利便性の高いところに住めている。



私は身も心も自由になった・・・


だけど、それは何もかも自分でしなくてはいけないということ、一人で生きていかなければいけないということ。




自由と書いて寂しさと読むと、さくらの花を眺めながらそんな風に感じていた。