【平凡病】

この時代、自称平凡掲げつつそのくせ
他人には辛く当たり、自己中を貫く
はた迷惑な人々が、街中をうろつく。
平穏を望む人々、改善の気は失せ、

喧騒の中で、ひたすら暗鬱な毎日。
過ごしつつ無為な時間を浪費する虚しさ。
感じても怠惰に流されるだけの哀しさ。
限りない無気力の中何も無い毎日。

俗にいう綺麗事などもう既に棄て去り、
哀れみの感情すらも遠い過去のものだ。
どれ位経つのだろうか。笑えなくなってから。

ふと気づく者はまだいい。それさえも無くなり、
はてしなく彷徨うだけの者たちもいるのだ。
それだけだ。彼らが自分で望んだ事だから。