お前は俺だけのもの


凪「ご飯食べる? お風呂にする?」

那「凪、よく聞いてくれ。」

凪の手を離して、向かい合う。

凪「どうしたの? 真面目な顔して。」

那「海人が帰ってくるんだ。」

凪「え、嘘!? 本当に!? いついつ??」

そんな顔で聞いてくんなよ。

那「5月1日。」

凪「その日って祭りの日だ。」

目をキラキラと輝かせている。

凪にとって海人の存在は俺とは比べ物にならないほど大きい。

那「俺、風呂入ってくるわ。」

凪「分かった!!」

1人お風呂場で、情けなさと虚しさに襲われた。