時間もいい感じになってきたので今日の会はお開きになった。










『すいません多めに出していただいてありがとうございました。ごちそうさまです。』









と、きちんとお礼を伝える。









「いえいえ、今日は俺らに合わせて店に来てもらったしこっちこそありがとう。また機会があったら飲もうね。」









はいーっと返事をして、ふらふらの愛美を連れて駅の方へと歩いて行く。













『愛美大丈夫?水飲む?』










はい、っと未開封のミネラルウォーターを手渡す。







「ん゛ん゛。ありがとう。」








大丈夫か、こいつ。笑 大学の時からハメ外しすぎるんだよね。









「江美にもいい人できないかなーと思って今日の会開いたんだけど、なんか普通の飲み会になっちゃったね」









グビッとミネラルウォーターを飲み干す










さっきあんだけお酒のんでも水はなぜかめっちゃ飲みたくなるよね、、じゃなくて









『え?そうだったの?なんかゴメンね笑でも普通に楽しかったよ!ありがとう。』










「山下さんカッコよかったでしょ!?あの人ほんと会社ですごく人気あってねー、今日のことバレたら私なんて言われるか、、」









そんなリスクを背負ってまでなんで飲みに行ったのか不思議に思ったが、久しぶりにがっつり飲めたので良しとしよう。










『愛美は遠藤さん狙ってるの?』








唐突に質問した私にびっくりしたのか急に顔をあげた。








「え!?そう見えた!?私バレバレかなあー?」







なんてにやにやしながら答えるから『私にはバレバレだよ』って答えてあげた。









駅で別れ家の道へと歩く。









今何時だろうとスマホを見るとライムさんから連絡が来てた。









〝ブッチお疲れ〜!今日飲み行ってて眠たいから先に寝まーす!おやすみ!〟









ライムさんも飲んでたのか。まあ今日花金だしね。









それにしても今日は月が綺麗だなーっと月を眺めながらとぼとぼ歩いて家へ帰った。